--- パリダカとは ---

世界で最も過酷で最も冒険色に富んだラリーとして世界に知られます。「冒険の扉を開くのは君だ! 望むのなら連れていこう」という創始者(故ティエリー・サビーヌ)の言葉に魅せられ夢を抱いた冒険者達により1979年に初開催されました。
1月1日、ニューイヤーの興奮いっぱいのフランスをスタートし、大観衆に湧くダカール・ラックローズのゴールをめざします。アフリカの大地を約3週間かけて走破、雄大な自然を相手に自らの知力、体力、精神力のすべてを駆使して臨む世界一過酷なモータスポーツです。全走行距離は約10,000km.に及び、完走率平均38%という壮絶な闘いが展開されます。
ダカールは西アフリカ・セネガルにある都市の名前で、多くの年のパリダカでここがラリーの終着点となりますが、年によりコースは異なります。2003年大会は、マルセイユをスタートして、チュニジア、リビアを通り、エジプトのシャルム・エル・シェイクがゴールとなりました。過去にはパリから南アフリカ・ケープタウンまでアフリカ大陸を縦断する1万3000kmにもわたるラリー(パリ・ケープタウン)が行われたこともありました。
パリダカの競技方法については、知らない人が多いようですが、簡単に説明しますと、
(例)今日は札幌から東京、翌日は東京から大阪というように毎日のコースが移動し、その中に競技区間が設定されており、この区間をいかに短時間で走るかで競われます。毎日の競技区間のタイムを合計して一番短かった車が優勝するという競技です。
パリダカの大きな特徴の一つとして、コースの大半が未開拓で大自然があふれる世界最大のサハラ砂漠を走るということです。パリ・ダカールラリーが詩的で美しく、常に死や遭難の危険と隣り合わせであるのはこの大自然の砂漠を走ることによるからでしょう。
世界的に著名となったパリダカは、世界188カ国のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌でとりあげられ、世界の5億人の熱い視線が冒険ラリー「パリダカ」に注がれています。日本では通称パリダカと呼ばれますが、正式のフランス名はル・ダカール。毎年の大会ごとに冠スポンサーの名前や地名がついた大会名称となります。次回、正月にスタートするパリダカは、「テレフォニカ・ダカール2004」という大会名称になります。
2004年のパリダカについては、4月末に概要が発表されました。1月1日フランスをスタートし、スペインを通り、フェリーでアフリカ大陸へ上陸します。モロッコ、モーリタニア、マリ、セネガルを舞台として約2週間のレースが展開されます。コースは、昨年と比較すると各ステージが長くなる傾向にあり、ナビゲーション能力が必要とされ、特に忍耐力が重要な要素になるとのことです。 詳細は⇒ http://www.dakar.com/
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