パリダカ観戦!!!


パリダカ観戦と聞いてどんなことか想像がつきますか?
日本では、サッカー観戦、野球観戦などがメジャーですが、ヨーロッパの人達にとってはパリダカ観戦は、年末年始ビックイベントで子供から大人まで釘付けにする魅力があります。
日本にいるときは、テレビやインターネットでレースの状況が一部紹介されたりしていましたが、あまり詳しくはわからなくて、バイクや車がひたすら砂漠を長期間走っているというようなイメージがありました。
しかし、フランスへ行き2003年パリダカを初めて観戦したのですが、予想以上のスケールの大きさにびっくり!


スタート会場内の特設コース

スタート会場では、車検の状況などフェンス越しに見ることができ写真も撮り放題!メッセやピッグサイトのような会場を貸切って行われ、すごく広くて車検・コース・アトラクションブースなどのそれぞれの部門別に分かれ、子供の為のアトラクションもいくつかあり親子で気軽に楽しめる遊園地のような空間でした。スタート会場では3日間にわたりイベントが開催され、会場中央にコース、ステージがあり、たくさんの観客がスタートを見ようと集まっていました。まるでディズニーランドのパレードを見るかのように混んでいました。また、日本からパリダカ出場予定の人たちが下見に来ており、会場内を真剣に観て回ってました。

車両保管場所(パークフェルメ)


パリダカのスタートでは、ステージ上で一人一人選手が紹介をされて、インタビューを受けスタートとします。
スタート直後、会場に用意されたコース使いプロローグが行われます。バイク、車、カミオンが同じコースをタイムを競って順番に走ります。そのコースには選手にとっては嫌がらせかと思わせるぐらいの大きな水溜りがあり、選手はその中を水しぶきを上げて通過し、会場を大いに盛り上げてくれました。

移動区間(スタート後)では、マルセイユを夕方スタートし南仏ナルボンヌをめざします。私もレンタカーを借りて追いかけて行きました。その途中、レース車両が通過する道路のポイントに観客が集まり、選手達へ熱い声援をおくっています。まさに観客にとっては、パリダカ出場選手は"ヒーロー"なのです。私達のレンタカー脇を選手達がレース車両で追い越してゆき、その度にレースを身近に感じ、興奮とうれしさではしゃいでいました。街中や高速道路をレースが通過するなんて、日本では考えられない光景ですね・・・。

次の日(2日目)は、ナルボンヌ(フランス)からカステロン(スペイン)までのステージでした。途中初スペシャルステージ(競技区間)は、山中ののどかなぶどう園の回りの田舎道を使って行われました。そのような山の中でも地元の住民や観客がたくさん集まり観戦していました。ぶどう園の狭く曲りくねったコースを、バイクや車でもきつそうなのに、カミオン(大きなトラック)が走っていくのには驚きました。かなりの迫力でした。

ナルボンヌのぶどう園のスペシャルステージ


カステロン(スペイン)街中の特設ステージ


カステロンのビーチ(スペイン)(3日目)を走るスペシャルステージ(競技区間)は、フランスの寒さなど忘れさせるように暖かくさわやかな陽気の中行われました。美しい海をバックにした特設コースを使い、砂浜を走りタイムを競います。中には砂で滑ってうまく乗りこなせないライダーも数多くいて地元の子供たちに笑われていました。上位の選手達は、観客へのサービスも忘れずに、素晴らしい走りで観客からの声援に答えていました。

カステロン(スペイン)ビーチのスペシャルステージ


今回のパリダカ観戦は、スタート地マルセイユからアフリカ行きフェリーが出航するバレンシアまでのヨーロッパステージを3日間(スタート会場観戦を含めると5日間)に渡りレースを追いかけましたが、迫力あるレースを目の前で見れたり、途中で選手と接触する機会もあり、ツアー旅行の観光とはまったく違ったとても貴重な体験ができました。もちろん美味しい物もたくさん食べましたよ! ヨーロッパステージはパリダカの始まりなので、その後のアフリカではいったいどんなレースが行われるのでしょう?想像出来ませんね〜!

バレンシア(スペイン) アフリカへのフェリー

パリダカに興味がある方は、レンタカーでレースを追いかけ観戦してもらいたいです(少々コツが必要ですが・・・)。テレビ映像では伝えられない迫力、パリダカの裏側まで見ることもできる貴重な体験ができますよ。

参考までに、(2人で行った場合)一人あたりの費用は、
航空券・レンタカー・ガソリン・高速代・ホテル・食事などで合計26万円くらいでした。年末年始は航空券19万円と高額だったのが痛いところです。航空券以外の費用についてはあまり掛かりませんでした。

Written by Yukko (Supporter/Writer)



パリダカールラリージョイントツアー


パリダカールラリー主催者ASOの旅行担当VSO(ヴォヤージ・スポーツ・オーガニザシォン)が、休息日にメカニックがサポートできるよう、特別ツアーも行っているようです。
 また、スポンサーや、競技者の家族などが、休息日(ボボデュラッソ・ブルキナファソ)やゴール(ダカール・セネガル)にジョイントするツアーも行っているらしいのですが、参加数が限定されているので、今から予約したほうがよいかも。
参考までに、2003年大会での休息日ジョイントツアーは1,463.51ユーロとのことです。

問い合わせはVSO
2, rue Rouget de Lisle
92130 Issy les Moulineaux
Tel : 33 (0) 1 41 33 14 85
Fax : 33 (0) 1 41 33 14 86
e-mail : vso@aso.fr

Information by パリダカ日本事務局



パリダカールラリー出場の下見の場合


僕の場合ですが、ここ数年年末年始はパリダカ三昧です。
2001年車検・ヨーロッパステージ(フランス)下見
2002年出場
2003年車検・ヨーロッパステージ(フランス・スペイン)下見
2004年出場予定

簡単にですが、僕の下見の仕方を書いてみます。

下見の目的

・チーム探し
・バイク探し
・レースの流れを知る

下見のポイント

・あらかじめ幾つかのチームをチェックし、調べておく。
・車検会場でチェックしたチームと話をして情報を得る。
・チームの手際の良さ・準備は十分か・バイクの出来を観察する
・出場者と仲良くなり、情報を得る。
・出場者に付いて回り、レースの流れを知る。
・ラリー終了後の結果を見て、チェックしたチームの状況を調べる。

Written by Osamu HOTTA (Rider)



車検中



4輪バギーでも出場

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