RALLY  D'ORIENT
2005
Istanbul - Isfahan

イランがその扉を開く

 日本ではあまり知られていないオリエントラリー、その情報を紹介します。2005年のオリエントラリーはFIMクロスカントリーラリー世界選手権の第4戦となり、6/25にトルコのイスタンブールをスタート、その後なんとあのイランに入り、7/3にイランのイスラファンでゴールを迎える。イランが国際スポーツイベントを迎え入れるのははじめてのことであり、見逃せない。
 このオリエントラリー、ルーツは過去にはユーラシア大陸を走破する「パリー北京」として開催されたラリーでもある。中央アジアをメインにトルコ・中国・ロシア・シリアなどを舞台に開催されてきた。
 オリエントラリーとして開催されてから、これまでには日本人の出場者は存在しない。あなたが、日本人一番乗りとなるかもしれない。
 詳細はオフィシャルHPと下記パンフレットを参照して欲しい。
 今回のオリエントラリーの特色は、なによりもイランを走ることである。イランについては一般的にあまり知られていないが、人口の60%が30歳以下で経済成長を続ける大国である。大企業は大市場として認識し、自動車産業が急成長に重要な役割を果たしており、ルノーやフォルクスワーゲンがパーツメーカーに続き向上を建設している。
 生活としては、テーブルにはコカコーラが置かれ、首都テヘランにはまもなくマクドナルドがオープンする。
 他の特徴として、レイドクラスの併設に加え、「450Enduro」というカテゴリが併設される。昨年から新設された450Enduroクラスは、世界選手権の対象とはならないが、給油ポイントを80kmごとに設置し、ビッグタンクへのバイクの改造を必要としない。通常のFIM世界選手権ラリーでは、給油ポイントの間隔は最大275kmに及ぶので、80kmという距離はとても短く、ラリーで必須とされてきたビックタンクを必要としない。ビッグタンクを装備しないことで、ラリーバイクの改造はとてもシンプルに抑えることが出来る。
 別途、このラリーの家族や友人やパートナーを連れて行くことが出来るプランが用意されているらしい。
Rene Metge Concept