How to MAKE
RALLY BIKE
ラリーバイクの作り方
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それなりにバイクの整備が出来て、工作技術のある人ならば、ラリーバイクを自分で作ることは十分に可能である。日本のラリーや短期間のラリーなど、耐久性をシビアに要求されないならば、自分で作るのも一つの手である。自分でバイクを作ることで、それがラリーバイクへの理解へ繋がり、レンタルバイクを選ぶときなどにもそのノウハウが活かされるだろう。 |
ラリーバイク製作ステップ
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ベース車両の選び方
日本国内とは走る環境が全く違うので、車両を選ぶ際には注意が必要。
- その車種に適合するラリー用パーツ(特にガソリンタンク)が市販されていること
- 初心者は400ccクラスが最適
- 小排気量は論外(非力な為、とても難しい)
- 大排気量を扱うには、それなりのテクニックが必要
- ラリーでレアなバイクは裂けたほうが良い、困ったとき、パーツを分けてもらえない。
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ラリーバイク作成のポイント
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耐久性最重視
パワーアップパーツなどを不必要に組み込み、メーカー開発時の耐久性を犠牲にするようなことは避ける。
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手抜きはしない!整備は完璧に
ここでの手抜きは、レース中に何倍にもなって返ってくる。気になるところは全てクリアにしておくこと。
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テスト走行はたっぷり、確実に!
テスト走行を行う目的は、レース中に発生するトラブルを事前に出して対策をとること。ラリーはトラブルが付き物、言い換えれば、トラブルをいかに減らすかで、結果が決まる。テストで手を抜くと、毎晩修理に手を焼くことになる。
特に注意するところは、装備の使いや改造を施した箇所、非常にトラブルを発生しやすい。
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防振対策
オフロードを走り続ける=常に振動している。
長時間・長距離にわたりるオフロード走行は、金属疲労によるパーツの破損や、ネジの脱落を、頻繁に誘発する。細かい振動から大きな振動まで考慮する。防振用ゴムやラバーブッシュ、ネジゆるみ止めを使い対策する必要がある。
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防砂・防塵対策
砂や土、水、砂ぼこりといった環境に常にさらされるオフロード走行では、ホイールハウスからエアクリーナへの砂やホコリの進入防止や駆動部分への砂の巻き込み防止など各部に渡り考慮する必要がある。スペアのエアクリーナーエレメントを持つことも必要となる。
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セッティング
レース本番で、エンジンが吹けない、サスペンションが底付きする、ハンドルがぶれる、そんなことがないように、可能な限りセッティングを済ませておきます。装備品の装着や改造で大幅に重量が増すので、サスペンション周りの強化は必要です。十分にテスト走行をしてセッティングを煮詰めます。幅広い条件に適応するセッティングが理想です。
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セッティング
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サスペンション
ハードスプリング、減衰力調整(必要に応じてバルブカスタマイズ)
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キャプレター
アイドリング、パイロットスクリュー、メインジェット、パイロットジェット、ニードルなど
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ライディングポジション
ブレーキレバー・クラッチレバー・シフトペダル・ブレーキペダル・ロードブックホルダー・トリップメータ・スイッチ類など
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ヘッドライト光軸
以外に忘れがちなのがこれ、レースで日が暮れてから気付くことが多い。また、夜間走行時には定期的にヘッドライトの汚れを落とすことを忘れずに。サスペンションのセッティングを終わらせた後、燃料を満タンにして、全ての装備を身に付けて、夜間走行して光軸調整をする。
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スプロケ&チェーン
二次減速比については、標準のままでも良いが、やるならば、ハイスピード走行に振る。車種によって異なるが、ハイスピード巡航(120〜150km/h)が出来るように合わせる。チェーンはシールタイプを使用して、チェーンオイルは砂を巻き込むので一切使用しない。ジョイントはカシメタイプ。また、耐久性の高いスチール素材の、排土性の高いものが良い。
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タイヤ
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MICHELIN DESERT
ラリーでの定番タイヤ、耐摩耗性・グリップ性ともに優れており、大半のライダーが使用している。
140/90-18という大きなサイズしかないので、周りと干渉しないように注意が必要。タイヤの高さが増すので、車種によってはリア上がりとなり、ハイスピードでハンドルがブレル現象が発生する。
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MICHELIN BIB MOUSE
これもラリーでは定番。チューブの変わりに、バンクの心配のないムースを使用する。ムースは空気圧調整不可なので、固めとなりグリップが低下することがある。使っているうちにムースが溶けて柔らかくなるので、交換が必要。高速走行では発熱の為ムースが溶けてしまうので、リエゾンでは100km/h以上での走行は控える。
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